Windows7 から Windows10 アップグレード 終わらない

Windows7 から Windows10 アップグレード 終わらない

  • Windows Updateが進まない原因
  • Windows Updateの更新履歴
  • Windows Updateが進まない時の対処法9つ
    • じっくりと待つ、もしくはUpdateを止めて後日実行
    • セキュリティソフトを一時的に停止させる
    • Updateが保留中なら手動で操作
    • Windows Updateのコンポーネントのリセット
    • ネットワーク環境をリフレッシュする
    • リソースモニター上でプロセスが停止中なら再起動
    • セーフモードでUpdateをする
    • ハードディスクの空き容量を増やす
    • トラブルシューティングツールを使う
  • Windows 8.1/10/11でUpdateが進まない時の対処法が異なる
  • Windows Updateが進まない時にやってはいけないこと
    • 再起動中の強制終了
    • Windows Updateを止めて更新しない

2022年9月20日にWindows 11 Update(バージョン22H2)が公開され、2022年10月18日にはWindows 10 Update(バージョン22H2)が公開されました。

Windowsは2015年のWindows 10の公開以来、年2回のペースで大型アップデートが提供されていますが、その間の小さなアップデートも含め、アップデートが「進まない」というトラブルも報告されています。

そこでこの記事では、Windowsのアップデートが進まない原因と対処法を解説いたします。

Windows7 から Windows10 アップグレード 終わらない

Windowsのアップデートが進まない原因には次のようなものがあります。

  • 更新プログラムが多く時間がかかっている
  • Windowsのシステムに一時的なエラーが発生している
  • Windows Updateのサービスが停止している
  • Windows Updateの一時ファイル・プログラムに問題が発生している
  • Windowsのシステムファイルが破損している

アップデートが進まない原因には上記のようなものが考えられるものの、よくあるのは更新プログラムのダウンロードやインストールに時間がかかっているケースです。ただし実際には複数の問題が絡んでいることも多く、原因を特定するのは難しくなっています。

ですから、原因を特定するにはアップデートが進まない時の対処法を1つ1つ試していくしか方法はありません。

Windows7 から Windows10 アップグレード 終わらない

Windows Updateの更新履歴

2022年11月14日時点で直近3カ月のWindows Update更新履歴は下記の通りになります。

Windows 11 バージョン 22H2の更新履歴
2022年10月25日 KB5018496
2022年10月11日 KB5018427
2022年09月27日 KB5019311

Windows 11 バージョン 21H2の更新履歴
2022年10月25日 KB5018483
2022年10月11日 KB5018418
2022年09月20日 KB5017383
2022年09月13日 KB5017328
2022年08月25日 KB5016691

Windows 10 バージョン 22H2の更新履歴
2022年11月08日 KB5019959
2022年10月28日 KB5020953

Windows 10 バージョン 21H2の更新履歴
2022年11月08日 KB5019959
2022年10月28日 KB5020953
2022年10月25日 KB5018482
2022年10月11日 KB5018410
2022年08月26日 KB5016688

「KB〇〇〇〇〇〇〇」のKBはKnowledge Baseの略で、KBの後の数字7桁でアップデート内容を識別するようになっています。

Windows Updateが進まない時の原因として、Windows Updateを実施する日及びそのときに適用される更新プログラムの内容によっても進まない原因が変わってきます。

Windows Updateが進まない時の対処法9つ

Windows7 から Windows10 アップグレード 終わらない

上述のとおり、Windowsのアップデートが進まない原因にはさまざまなものがあります。しかし、原因を特定するのは難しいので、以下に紹介する対処法をしらみつぶしに試していきましょう。

じっくりと待つ、もしくはUpdateを止めて後日実行

システムやプログラムに問題がなくても、アップデートの量が多かったり、パソコンのスペックが低かったりすると時間がかかります。正常に進んでいても時間がかかることがあるので、アップデートはパソコンを使わない夜間や休日がおすすめです。

また、更新プログラムそのものに問題があってアップデートが進まないこともあります。そのようなときは、修正プログラムが後日配信されるので、日をあけて再度アップデートを試みます。

1日ほど待ってみたり、アップデートを止めてから日をあけて再度アップデートを試みてもアップデートが完了しないときはパソコンの空き容量が足りないか、故障の可能性があります。

セキュリティソフトを一時的に停止させる

Windowsのアップデートが進まない理由として、セキュリティソフトによりネットワークのアクセスが制限され、アップデートが進まない場合があります。

もしもご自身でセキュリティソフトを導入している場合はアップデートの際に、一時的に停止させてみましょう。

設定方法はセキュリティソフトによって違いますが、ソフト提供元の公式サイトを確認すれば設定方法を確認できます。

もしもこの方法でWindowsのアップデートが完了した場合は、セキュリティソフトの停止を必ず解除しておきましょう。でなければ、ウイルスに感染する可能性があります。

Updateが保留中なら手動で操作

Windowsのアップデートが進まずに保留中になっているときは、次のことを試してみてください。

Windows Updateを今すぐインストールする手順
  1. 「スタート」メニュー、「設定」の順にクリック
  2. 「更新とセキュリティ」、「Windows Update」の順にクリック
  3. 「今すぐインストール」や「今すぐ再起動」のボタンが表示されていればクリックする
Windows Updateのスタートアップ設定を変更する手順
  1. 「スタート」メニューを開く
  2. 「Windows管理ツール」、「サービス」の順にクリック
  3. 「サービス」の中から「Windows Update」を選択して右クリックから「プロパティ」を選択
  4. 「スタートアップの種類」が「手動」や「無効」になっている場合は「自動」に変更する

上述の対応をすると、アップデートが進むことがあります。

Windows Updateのコンポーネントのリセット

問題がトラブルシューティングで解決しないときは、Windows Updateのコンポーネントをリセットすると解決することがあります。コンポーネントのリセットはスクリプト言語を調整するので初心者にはあまりおすすめできませんが、次の手順を参考にしてみましょう。

Windows Updateのコンポーネントをリセットする手順
  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「Windows PowerShell(管理者)」または「コマンドプロンプト」を起動
  2. ユーザーアカウントに関するメッセージが表示されたら「はい」をクリック
  3. 次のコマンドを順番に入力したらEnterキーを押す
    net stop wuauserv
    net stop cryptSvc
    net stop bits
    net stop msiserver
    ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
    ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old
    net start wuauserv
    net start cryptSvc
    net start bits
    net start msiserver

再度Windowsのアップデートを実行して、更新プログラムをインストールできるようになっていることを確認しましょう。

ただ、この方法はパソコン初心者には難しいので、自信がない方はなるべく他の対処法を試して、解決するか確認することをおすすめします。

ネットワーク環境をリフレッシュする

無線アダプタやBluetooth、USBコントローラーのドライバーの更新が原因でアップデートが進まないことがあります。

そうしたことが疑われる場合は、ネットワーク環境を一度すべて未接続状態にして、LANの設定を次の方法でリフレッシュしてみてください。

  1. タスクバーの「ネットワーク」アイコンをクリック
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  2. 「Wi-Fi」をクリック後、Wi-Fiアイコンが灰色に変わると無線LAN接続がオフになります
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これでネットワーク環境がリフレッシュされます。

リソースモニター上でプロセスが停止中なら再起動

アプリケーションの稼働状況など、Windowsのパフォーマンスが気になるときはリソースモニターを開いてみるのがおすすめです。Windowsスタートメニューから、リソースモニターを開く方法は次のとおりです。

  1. 画面左下のWindowsマークをクリック
  2. 「Windows管理ツール」をクリック
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  3. 「リソースモニター」をクリック
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  4. リソースモニターが表示されるのでアップデートが停止されてるか確認します

リソースモニターでは、CPU、ディスク、ネットワーク、メモリの情報をリアルタイムで確認できます。メモリやCPUの負荷状況を確認するだけなら、タスクマネージャーでも確認できますが、よく詳しく見られるのがリソースモニターと考えておけば問題ないでしょう。

画面上ではアップデートが進行中なのに、リソースモニターを確認するとアップデートが止まっている場合は再起動してみるのも一つの方法です。

セーフモードでUpdateをする

何らかのエラーでアップデートが進まないときは、セーフモードでアップデートしてみましょう。セーフモードの起動方法は次のとおりです。

  1. 「Windowsマーク」→「電源マーク」の順にクリック
  2. 「Shift」キーを押しながら「再起動」をクリック
  3. オプションの選択画面で「トラブルシューティング」をクリック
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  4. トラブルシューティングの選択画面で「詳細オプション」をクリック
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  5. 詳細オプションの選択画面で「スタートアップ設定」→「再起動」の順にクリック
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  6. スタートアップ設定が開いたら、「セーフモードとネットワークを有効にする」を「F5」キーで選択
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  7. Windows 10がセーフモードで起動したら、Windowsの設定からアップデートを実行する

この方法でWindowsのアップデートが進み始めることも多いので、ぜひ試してみてください。

ハードディスクの空き容量を増やす

インストール先のドライブ容量が不足していると、アップデートが保留になってしまうことも少なくありません。

その場合はインストール先のハードディスクドライブの空き容量を確認してみてください。Windows 10のハードディスクの空き容量を確認してから空き容量を増やすには次の方法があります。

  1. 「スタートボタン」を右クリックし、「エクスプローラー」を選択
  2. ご自身のコンピューターを選択
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  3. 「デバイスとドライブ」に表示されてる使用ドライブにカーソルを合わせて右クリックから「プロパティ」を選択
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  4. プロパティが表示されるので「全般タブ」を選択するとハードディスクの容量全体の使用領域と空き領域を確認できます。空き容量が足りなければ「ディスクのクリーンアップ」を実行します
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空き容量を増やす際にクリーンアップを行うときは長い時間がかかるので時間のあるときに作業するのがおすすめです。

他にも不要なアプリケーションやデータを削除して空き容量を増やしてみましょう。

トラブルシューティングツールを使う

何をやっても保留状態が解消できないときに有効なのは、Windows Updateのトラブルシューティングを利用する方法です。使用方法は次のとおりです。

  1. 「Windowsマーク」→「設定」の順にクリック
  2. 「更新とセキュリティ」をクリック
  3. 「トラブルシューティング」→「追加のトラブルシューティングツール」の順にクリック
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  4. 追加のトラブルシューティングツール選択画面で「Windows Update」を選択して「トラブルシューティングツールの実行」をクリック
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これで問題が解決され、Windows Updateが進むようになる場合もあります。

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Windows 8.1/10/11でUpdateが進まない時の対処法が異なる

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WindowsはOSのバージョンごとにアップデートの対処方法が異なります。

Windowsは発売後、合計10年のサポートを受けられますがWindows 7は2020年1月にサポートが終了し、Windows 8.1のサポートは2023年1月10日に終了します。

それぞれ更新の期間や方法がわかりづらく、パソコン初心者の方には難しい内容になります。

また、5年以上使っているような古いパソコンの場合、Windows 10/11の最新バージョンでは動作が遅くなることや使えないなどの問題もありますので、古くから使っているパソコンの場合は、買い替えを検討しましょう。

上述の対処法に関してはWindows 8.1/10/11でアップデートできないときに試せる方法なので実践してみましょう。

Windows Updateが進まない時にやってはいけないこと

Windows7 から Windows10 アップグレード 終わらない

最後にWindowsのアップデートが進まないときにやってはいけないことを確認しておきます。

再起動中の強制終了

アップデートがはじまると途中で停止する方法はありません。更新が進まないと不安になって強制終了させてしまいたくなるかもしれませんが、途中で強制終了するとWindows 10が壊れて起動しなくなる可能性があります。

いくら待っても終わらないときは、電源ボタンを長押しして強制終了する方法もありますが、パソコンに負担がかかってしまうため、強制シャットダウンは望ましくありません。

もしもいくら待っても更新が進まない場合は、パソコンの修理業者に相談して、プロの意見を聞き対処しましょう。詳しくはこちら。

アップデートしたときに自動的にパソコンが再起動するのが困る、という人もいるのではないでしょうか。そのような人におすすめしたいのは、パソコンのアクティブ時間と強制再起動の時間を変更する方法です。

アクティブ時間の設定方法
  1. 「スタート」メニュー、「設定」の順にクリック
  2. 「更新とセキュリティ」メニューをクリック
  3. 左メニューが「Windows Update」が選択されていることを確認し、右画面の「アクティブ時間の変更」をクリック
  4. アクティブ時間の変更が開いたら「変更」をクリック
  5. アクティブ時間の「開始時刻」と「終了時刻」を設定
  6. アクティブ時間の変更を確認して「保存」ボタンをクリック

アクティブ時間とはパソコンを使う時間のことです。強制再起動をしたくない時間を設定しましょう。

再起動スケジュールの設定方法
  1. 「スタート」メニュー、「設定」の順にクリック
  2. 「更新とセキュリティ」メニューをクリック
  3. 左メニューが「Windows Update」が選択されていることを確認し、右画面の「再起動のスケジュール」をクリック
  4. 再起動のスケジュールが開いたら スイッチを[オン]にする
  5. 「時刻」と「日」を設定
  6. スケジュールの設定を確認する

これで再起動のスケジュールが変更されます。

Windows Updateを止めて更新しない

アップデートには時間がかかるので、ネガティブなイメージを持つ人は多いかもしれません。パソコンが使えなくなったり、これまで使えていたソフトやネットワークに支障が出るくらいならアップデートしない方がよいのでは?と考える人もいるでしょう。

しかし、アップデートをしない選択には多くのリスクがあります。セキュリティ対策が不十分なパソコンは、サイバー攻撃に対して無防備な状態です。

「まさか自分のパソコンが狙われるわけがない」と思うかもしれませんが、ウイルスへの感染やフィッシング詐欺などの被害に遭う可能性はできる限り減らしておきたいものです。

また、アップデートをしないとOSが不安定になったり、公式のサポートを受けられなくなったりすることもあります。ですので、基本的にはアップデートしないという選択肢はないと考えておきましょう。

Windows Updateができない時はドクター・ホームネットにお任せください

アップデート中にパソコンが操作できない状態が続くとイライラしたり、不安になったりしてしまいますが、単に処理に時間がかかっているだけかもしれないので、辛抱強く待ちましょう。待っても一向にアップデートが進まないようなら、この記事で紹介した対処法を試してみてください。

ただ、パソコン修理に詳しい方でない場合だと同じように修理を試みてもなかなか上手くいかず、逆に不具合が追加で発生することもあります。

より安全に修理を希望される場合は、Windows Updateができない不具合を修理してきた実績があるドクター・ホームネットにご相談ください。日本全国対応で出張・持込・宅配からパソコン修理をご依頼いただけます。

ドクター・ホームネットのパソコン修理概要

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