タスクマネージャーの文字列をコピペするだけでした。
※ ですが、単純にプロパティを開いただけでは、ショートカットを作るための文字列が取得できませんでした。『追加のデバイスのプロパティ』で、マイクやスピーカーのプロパティを開いたら成功しました。
PC で、目的の『マイク設定』や『スピーカー設定』を一発で開けるようになって、とても便利になりました。
『マイクのプロパティのカスタム』とか、『マイクのプロパティのレベル』といったように、『タブ』まで指定することができました。
『マイクのプロパティ』を直接開くショートカットの作成手順です。
- タスクマネージャーの『詳細』タブを開いて、『列名を右クリック ⇒ 列の選択(S)』から、『コマンド ライン』の列を出すようにします。
- Windows 10 の『スタートメニュー ⇒ 設定 ⇒ システム ⇒ サウンド』の中にある『入力 ⇒ デバイスのプロパティ ⇒ 追加のデバイスのプロパティ』から、『マイクのプロパティ』を開きます。
- タスクマネージャーの『詳細』タブで、複数あるかもしれない rundll32.exe の行の中から、コマンドラインの列がそれらしいもの選択して、『Ctrl + C』でコピーします。
- コピーしたテキストから、『C:\Windows\System32\mmsys.cpl ms-mmsys:,{*.*.*.********}.{********-****-****-****-************},general』のところを使用して、ショートカットを作ります。
以上です。
(追記)Windows の更新や大型アップデートがあると、この記事で作成したショートカットが、反応しなくなる場合がありました。どうやら、Windows がデバイスへのアドレスを振り直す場合があるようでした。自分は、同じ手順でショートカットを作り直すことで対応しています。
次に、目的の『タブ』を指定する方法です。
『,general』の部分を、『,1』とか『,2』とかに変更したらできました。
タブの番号は、タブのひだり側から、ゼロ始まりになっていました。
これで、『マイクのプロパティ』あった『目的のタブ』を、一発で開けるようになりました。
ここからは、自分がショートカットを作った時の、具体的な手順を紹介します。
タスクマネージャーで『コマンドライン』の列を表示します
まず、タスクマネージャーを開いて、『詳細』タブを開きます。
列名(れつめい)のあたりを右クリックして、『列の選択(S)』を押します。
『コマンド ライン』にチェックを入れて、OK を押します。
これで、『コマンド ライン』の列が有効になりました。
『コマンド ライン』の列には、『ショートカットリンクとしても使える文字列』などが表示されました。
『マイクのプロパティ』を開いた時の『コマンドライン』を見て、ショートカットを作ろう!という作戦です。
ところで、『マイクのプロパティ』のプロセスは、Windows 10 の『設定』の中にあった『サウンド ⇒ デバイスのプロパティ ⇒ 追加のデバイスのプロパティ』から開いたときに出現しました。
一方で、『従来のコントロールパネルのサウンド(再生、録音、サウンド、通信)』から『マイクのプロパティ』を開いたときは、プロセスが出てきませんでした。
なので、自分は『追加のデバイスのプロパティ』から開く方法を使いました。
サウンドの設定から『マイクのプロパティ』を開きます
『追加のデバイスのプロパティ』というのが、非常に重要でした。このリンクから『マイクのプロパティ』を開いたら、タスクマネージャーの『詳細』タブにプロセスが出現しました。
手順です。
まず、Windows 10 の『スタートメニュー ⇒ 設定 ⇒ システム ⇒ サウンド』を開きます。
※ 自分は、タスクバーの音量アイコンを右クリックして、『サウンドの設定を開く(E)』で開いてみました。
『入力』のところにある『入力デバイスを選択してください』で、目的のマイクを選びます。
同じく、『入力』のところにある『デバイスのプロパティ』を押します。
『関連設定』のところにある『追加のデバイスのプロパティ』を押します。
これで、『マイクのプロパティ』が開きました。
同時に、このプロパティのプロセスが、タスクマネージャーに出現しました。
『rundll32.exe』という名前のプロセスで、ほかにも、同じ名前のプロセスがいくつかありました。
それらの中で、『コマンドライン』の列が、
"C:\Windows\System32\rundll32.exe" C:\Windows\System32\shell32.dll,Control_RunDLL C:\Windows\System32\mmsys.cpl ms-mmsys:,{*.*.*.********}.{********-****-****-****-************},general
のようになっている行を選択します。
※ 波括弧(なみかっこ){}の中には、英数字などが入っていました。
行を選択した状態で『Ctrl + C』を押すと、1行全体のテキストがコピーできました。
コピーしたテキストを、メモ帳などに貼り付けておきます。
ショートカットを作るときに使用したのは、以下の部分です。
C:\Windows\System32\mmsys.cpl ms-mmsys:,{*.*.*.********}.{********-****-****-****-************},general
ところで、『コマンド ライン』の列は、タスクマネージャーの『プロセス』タブにもありました。
ですが、『プロセス』タブだと、表示内容をコピーすることができなかったんですよね。
『Ctrl + C』を使っても、できませんでした。
なので、自分は『詳細』タブを使いました。
ショートカットを作ります
デスクトップを右クリックして、『新規作成(X) ⇒ ショートカット(S)』を押します。
『項目の場所を入力して下さい(T):』のところに、
C:\Windows\System32\mmsys.cpl ms-mmsys:,{*.*.*.********}.{********-****-****-****-************},general
を入力して、『次へ(N)』を押します。
『このショートカットの名前を入力してください(T):』のところに、自分の好きな名前を入力して、『完了(F)』を押します。
これで、『マイクのプロパティ』の『全般』タブを、一発で開くショートカットができました。
ほかのタブを開くときは、『,general』の部分を『,1』や『,2』などに変更したらできました。
自分が試した限りでは、タブの番号はゼロ始まりで、左から数えて『,0 (省略可)』、『,1』、『,2』、『,3』、『,4』のようになっていました。
マイク(全般)C:\Windows\System32\mmsys.cpl ms-mmsys:,{*.*.*.********}.{********-****-****-****-************},generalマイク(聴く)C:\Windows\System32\mmsys.cpl ms-mmsys:,{*.*.*.********}.{********-****-****-****-************},1マイク(カスタム)C:\Windows\System32\mmsys.cpl ms-mmsys:,{*.*.*.********}.{********-****-****-****-************},2マイク(レベル)C:\Windows\System32\mmsys.cpl ms-mmsys:,{*.*.*.********}.{********-****-****-****-************},3マイク(詳細)C:\Windows\System32\mmsys.cpl ms-mmsys:,{*.*.*.********}.{********-****-****-****-************},4ついでに、ショートカットのアイコンを『マイク』に変更してみました。
アイコンの変更方法です。
ショートカットのプロパティを開いて、『アイコンの変更(C)…』を押します。
『このファイル内のアイコンを検索(L):』のところに、『%SystemRoot%\System32\DDORes.dll』と入力して、Enter を押します。
これで、マイクのアイコンが選べるようになりました。
以上です
今までは、『マイクのプロパティ』がサウンド設定の奥深くにあって、とても不便でした。
それが、ショートカット一発で直接開けるようになって、とても便利になりました。
『スピーカーのプロパティ』についても、同じ方法でショートカットを作ることができました。