ライター:UP LIFE編集部 Show 写真や動画のデータを保存するなど、SDカードはいろいろな使い方ができます。しかし適切な製品を選ばなければ、上手く使えないこともあります。 SDカード、SDHCカード、SDXCカードの特徴・違い大容量記録メディアとして広く普及しているSDカード。規格が複数存在しますが、違いを区別せずに外観が同じような製品をひとまとめに「SDカード」と呼ぶ人が多いのが実状です。それぞれの規格の特徴や違いについて順番に見てみましょう。 SDカードは容量ごとに規格が異なるSDカードの規格は3つあり、容量の大きさごとに名称が変わります。 ①SDカード ②SDHCカード ③SDXCカード SDカードのサイズ規格は主に2種類存在するSDカードは容量のほかにサイズの規格も存在します。たとえば、デジタルカメラとスマートフォンに挿入されているSDカードは、サイズ規格がそれぞれ異なります。 サイズ規格としては「SDカード」と「microSDカード」の2つが主流です。デジタルカメラ・ビデオカメラ・フォトフレームなどで使用されているSDカード規格のサイズは24x32x2.1mmです。スマートフォンなどの小型の端末だと11x15x1mm規格のMicroSDカードが多くなっています。なお、microSDカードはSDカードサイズのアダプターを利用し、通常のSDカードスロットへ挿入することも可能です。 SDカードを使いたい機器がどちらのサイズ規格に対応しているかは、説明書や挿し込み口の大きさを見て判断できます。 連写や動画撮影をする場合は転送速度も要チェック連写や動画撮影をする場合、大量のデータ書き込みに対応できるような性能のSDカードを選ぶ必要があります。 連写や動画撮影に失敗しないためには、一定以上のスピードクラスや書き込み速度を備えたSDカードを選ばなければなりません。そこで目安となるのは「UHSスピードクラス」です。スピードクラスとは動画撮影や録画に必要な最低転送速度のことです。スピードクラスが遅いと、コマ落ちや録画が中断してしまうなどの不具合が生じてしまいます。 動画撮影の場合、個人的な用途であれば、UHSスピードクラス1またはスピードクラスが10以上のSDカードを選ぶと良いでしょう。 その他の記録メディア装置とSDカードとの違いSDカードと似た製品がいくつかあります。たとえば、USBメモリ、メモリースティック、CFカード、SSD、eMMCといった製品です。 USBメモリやSSDは、パソコンや周辺機器で主に使われることの多い製品です。メモリースティックはSDカードと類似したメモリーカードの一種で、カメラやポータブル端末の記録装置として使われていました。 CFカードは、デジタル一眼カメラ用のメモリーカードとして採用されているストレージです。eMMCはスマートフォンやタブレット用のストレージ装置として主に使われています。それぞれの製品は特定の機器での使用に特化している点が特徴といえるでしょう。 SDカード、SDHCカード、SDXCカードのメリット・デメリット適切なSDカードを選ぶには、用途に対してどのぐらいの容量が必要かを考えると決めやすくなります。 SDカード最大の容量が2GBまでしかないSDカードは、単価が安いというメリットがあり、容量が多くなくても問題がない人に最適な規格です。そのため、写真や動画撮影をあまりしない人に向いています。また、容量がいっぱいにならないうちに、保存したデータをパソコンやほかの場所へすぐ移してしまう人にもぴったりです。 SDHCカードSDHCカードは、SDカードよりもデータを多く保管でき、手頃な範囲の値段で入手できるのがメリットです。お出かけ先で写真や動画をよく撮る人にとって、2GBはすぐに容量がいっぱいになってしまいますが、32GB程度なら、個人的な使用範囲では十分な量だといえます。食事・旅行・友人とお出かけしたときなど、日常で写真や動画を撮る機会が多い人に向いています。 SDXCカードSDXCカードは、SDカードの中で最も容量が大きい規格です。データを大量に保管できるため、写真や動画撮影をしているときに残り容量をあまり気にしなくても良い点がメリットです。近ごろは低価格化が進み、製品の容量と価格を割ると1GBあたりの単価がほかの規格に比べて安価となることもあるようです。 ドライブレコーダーの撮影には「pSLC方式」がおすすめ!
近年ではあおり運転や車上荒らしなどに対する防犯意識の高まりから、ドライブレコーダーを車内に搭載する人が増えています。
エラーが起きやすくなったSDカードを使い続けていると、もしものことが起きたとき、重要な録画データが残っていないということが起きかねません。もしSDカードを長い間使っているのであれば、早めの買い替えが必要です。 SDカードには3つの規格があり、メーカーや性能により値段が異なります。性能が高いものは値段も相応に高くなるため、用途と費用のバランスを考えて製品を選ぶと良いでしょう。 記事の内容や商品の情報は掲載当時のものです。掲載時のものから情報が異なることがありますのであらかじめご了承ください。 おすすめ記事よく読まれている記事SDカード USBメモリ どちら?メーカーや規格にもよりますが、同じ容量で比較すると、USBメモリの方がやや安く、よりコンパクトなSDカードの方が高いといえます。 たとえば32GBの場合、USBメモリは2,000円前後、SDカードは3,000円前後します。 転送速度が速いものを選ぶと、さらに価格は上がります。
USBメモリ 何年もつ?USBメモリの寿命(データ書き換え可能回数や保持期間)は製品や使い方によって異なりますが、NAND型フラッシュメモリが使われている一般的なUSBメモリの寿命はおよそ1~2年と言われており、平均3年程度と考えられます。 品質が良いUSBメモリであれば10年以上の寿命を持つ製品もあります。
16GB メモリ どのくらい 動画?保存するデータで選ぶ
例として、容量16GBのUSBメモリで約2時間30分の動画が保存できるので、これを目安にUSBメモリの容量を選ぶのもよいでしょう。
SDカード 何年持つ?寿命の目安は2〜3年!
便利なSDカードですが、実は長期保存には向いていません。 平均的な寿命は2〜3年程度と短く、寿命を迎えると中のデータが見れなくなる可能性もあります。 寿命が近づく3年目頃から、エラーが発生しだすこともあります。
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