ファンタジーのような場所 世界

一度は訪れたい人気の絶景

日本人に大人気の世界の絶景は？

世界には、たくさんの絶景と言われるスポットがあります。一口に絶景と言っても、自然が織りなす景色から歴史的なスポットまでさまざま。そんな世界にたくさんある絶景スポットの中でも日本人が行って良かったと言う意見が多い人気のスポットが「アンコールワット」。カンボジア北西部に位置する世界三大仏教遺跡の一つで、その神秘的な姿は圧巻です。

日本人が好きな日本の絶景

素晴らしい絶景は、海外だけではありません。日本にも多数ある絶景の中でも根強い人気を誇っているのが、長野県の渋温泉。あの人気映画「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったと言われている温泉街です。石畳が続くノスタルジックな街並みが、「千と千尋の神隠し」の世界に紛れ込んだかのような気分を楽しめます。

海外からの観光客に人気の日本の絶景とは？

日本人が海外の絶景を見に行くように、海外からは、たくさんの人達が、日本の絶景を見るために訪れています。そんな海外からの観光客に人気の絶景が、世界文化遺産にも登録されている「厳島神社」。海の上に浮かぶ赤い鳥居は、日本でしか見ることができない幻想的な絶景として、評判になっています。牡蠣などのおいしいグルメが揃っているのも人気の理由の一つです。

絶景の楽しみ方

見るだけじゃない！絶景の楽しみ方

絶景は、ただ見るだけのスポットではなく、さまざまな楽しみがあるところが多く揃っています。場所によっては、温泉を楽しむことができたり、博物館などが併設されており、ゆっくりと見物などを楽しむことができたりできます。また、徒歩で見物するところから、ヘリコプターなどで空から絶景を楽しめるところ、トロッコなどの電車やクルージングを楽しめる場所など絶景の楽しみ方もさまざまです。

北米

■イエローストーン【アメリカ】

世界の絶景の最初におすすめしたいのは「イエローストーン」。1872年、世界初の国立公園に認定された絶景スポットです。アメリカの3州にわたる8,980㎢もの広大な敷地内には世界の約半分の温泉、世界の約3分の2の間欠泉があります。直径113mほどの巨大温泉「グランドプリズマティック・スプリング」は必見。場所による水温の違いで七色に輝きます。80分に1度約4万リットルもの温水を噴き上げる間欠泉「オールド・フェイスフル」も大迫力です。

■アンテロープキャニオン【アメリカ】

2番目におすすめする世界の絶景は「アンテロープキャニオン」。アメリカ・アリゾナ州にある、長い年月をかけて雨風が砂岩を掘り出したことでできた警告です。奇妙な造形美を成し、表面にも無数の渦巻き模様が浮かび上がった岩壁はここでしか見られない絶景です。岩の隙間から差し込む光も美しいですよ。1990年代まで先住民族であるナホバ族が外の人々の侵入を拒んできた歴史を持ち、現在もナホバ族によって管理されている場所です。

■ホワイトサンズ国定公園【アメリカ】

続いておすすめの世界の絶景は「ホワイトサンズ国定公園」。アメリカ・ニューメキシコ州に広がる、581㎢もの純白の砂丘です。真っ白な砂は「アラバスター」と呼ばれる雪花石膏。水溶性のため雨が降ると川に流れてしまい留まらないこの砂が、周囲に川がないことで奇跡的に結晶化して見事な絶景を生み出しました。世界最大の石膏砂漠は遮るものが何もなく、太陽の光の当たり具合によってできる影が刻々と姿を変えます。

■セドナ【アメリカ】

4番目におすすめする世界の絶景は「セドナ」。ネイティブアメリカンの聖地でもあり、「全米で最も美しい街」に選ばれたこともある絶景スポットです。砂漠に囲まれ、山と川もある自然豊かな地には、先住民の住居となっていた横穴や壁画の残るレッドロックが残っています。川の両岸にそびえる奇石やねじれて生えるサボテンなどから大地の強力な力を感じられることからパワースポットとしても有名で多くのセレブが訪れています。

■バンフ国立公園【カナダ】

次に紹介する世界の絶景は「バンフ国立公園」。3000m越えの山々や無数の湖などからなる大自然の世界遺産を構成する国立公園です。氷山の雪解け水が流れ込みエメラルド色に輝く「レイクルイーズ」は「ロッキーの宝石」と称される美しさ。かつて20ドル札のモデルにもなったモレーン湖も絶景です。世界遺産の中でカヌーやカヤック、ハイキングやゴルフなどのアクティビティが満喫できるのもうれしいですね。

■メープル街道【カナダ】

次に紹介する世界の絶景は「メープル街道」。カナダ国旗にもデザインされる、国のシンボルであるメープル（楓）の並木道が800kmにも渡って続く街道です。9月後半から10月中旬までは楓の紅葉を楽しむことができるベストーシーズンです。朱色に染まったメープルの街道は、カナダを象徴する絶景です。開拓時代には英仏が覇権争いをした街道としても知られ、街道沿いには多くの史跡も残っていて見ごたえがあります。

■イエローナイフ【カナダ】

7番目におすすめする世界の絶景は「イエローナイフ」。カナダ北西部の北極圏に近い場所に位置し、世界屈指のオーロラ遭遇率を誇る絶景スポット。3日間滞在すれば95％の確率でオーロラを拝むことができます。月に数回は「ブレークアップ」と呼ばれるオーロラの爆発現象も発生し、空一面が色とりどりのオーロラで彩られます。オーロラを鑑賞できる専用施設もあって、先住民の食べた食事を味わいつつ快適にオーロラを待つことができます。

中南米

■ウユニ塩湖【ボリビア】

8番目におすすめする世界の絶景は「ウユニ塩湖」。アンデス山脈に囲まれた広大な塩の大地です。富士山頂ほどの標高に、岐阜県と同等の大きさの広大な白銀の大地が広がる絶景です。かつてアンデス山脈が海底から隆起した際に大量の海水が山頂に残ってできたと言われています。高低差が50cmほどしかない平らな大地は雨が降っても流れ出すことがなく、大地に薄い膜を張り「天空の鏡」と呼ばれる神秘的な景色を作り出します。

■セノーテ【メキシコ】

続いておすすめの世界の絶景は「セノーテ」。古代マヤの言葉で「神聖なる泉」を意味し、メキシコ・ユカタン半島に数多く点在するセノーテ。目が覚めるほどの透明度を誇り、青く神秘的な景色が広がる湖です。中でも有名なのが日本でもメディアに多数取り上げられている「グラン・セノーテ」。シュノーケリングで潜ることもでき、100m近い透明度の水に太陽の光が差し込んでできる光のカーテンを水中で見られます。

■マチュピチュ【ペルー】

10番目におすすめする世界の絶景は「マチュピチュ」。アンデス山脈・標高2450mの地に広がる古代インカ帝国の遺跡です。山の麓からはその存在が見えないことから「空中都市」と称される世界遺産です。1911年に探検家ハイラム・ビンガムに発見されるまで手つかずの状態だった遺跡は謎が多く、太古のロマンを感じられます。雄大な山々の中に、正確に切り出された石で作られた要塞が広がる絶景は、ガイド付きでゆっくり探索してみたいものです。

■イグアスフォールズ【ブラジル・アルゼンチン】

11番目におすすめする世界の絶景は「イグアスフォールズ」。ブラジルとアルゼンチンにまたがる、世界三大瀑布に数えられる滝です。先住民の言葉で「大いなる水」を意味し、大小275もの滝が毎秒65000トンもの水を放出しています。最大落差は約80m、滝の幅は約4kmにもわたります。大パノラマに広がる滝のダイナミックな眺めを楽しみつつ、トレッキングができるコースが整備されています。東京都と同等の面積を誇る国立公園内の自然も満喫してみては。

■ブルーホール【ベリーズ】

次に紹介する世界の絶景は「ブルーホール」。世界遺産に登録されている世界第2番目の広さの珊瑚礁・ベリーズ珊瑚礁保護区にある、海に開いた巨大な穴「ブルーホール」です。直径313m・深さ120mにもわたる世界一を誇るブルーホールで、イルカやウミガメなどが住み着いていて「海の怪物の寝床」と呼ばれています。「カリブ海の宝石」とも称される美しい紺碧の穴は、ダイビングの聖地でもあり多くのダイバーが集まります。

■コルコバードの丘【ブラジル】

13番目におすすめする世界の絶景は「コルコバードの丘」。ブラジル・リオデジャネイロにある標高710mの丘です。切り立った丘の頂上に立つとコパカパーナ海岸やイパネマ海岸などからなる、「世界三大美港」に数えられるグアナバラ湾が一望できます。丘の頂上には高さ約39.6mの巨大なキリスト像が立てられていて、リオデジャネイロのシンボルとなっています。丘の頂上まではケーブルカーで上ることができます。

アフリカ

■ナミブ砂漠【ナミビア】

次に紹介する世界の絶景は「ナミブ砂漠」。世界遺産に登録された、50000㎢にもわたるオレンジ色の砂丘が連なる広大な砂漠です。荒涼とした景色はこの世とは思えない絶景ですが、特に砂漠奥地のソススフレイは有名なスポットです。500年前までは湖があり木々が生えていた場所が今は干ばつ地帯となっていて、当時生えていた木々がミイラのように残っている景色は「デッドフレイ（死の谷）」と称されています。

■喜望峰【南アフリカ】

15番目におすすめする世界の絶景は「喜望峰」。アフリカ大陸の最南西端に位置している岬です。インド洋と大西洋の2つの大海が交わる絶景の広がる岬で、この岬までのケープ半島湾岸ルートも知る人ぞ知る世界有数の絶景ドライビングコースになっています。ポルトガル国王の命を受けアフリカ航海に挑んだバルトロメウ・ディアスが発見した岬で、地図もなかった時代にインドへのルートの要所となった、大航海時代のロマンを感じる場所です。

■ビクトリアフォールズ【ジンバブエ・ザンビア】

16番目におすすめする世界の絶景は「ビクトリアフォールズ」。ナイアガラの滝、イグアスの滝と並んで「世界三大瀑布」に数えられる滝です。ほかの2つの滝と比べても圧倒的な水量を誇り、現地の言葉で「モシ・オ・トゥニャ（雷鳴轟く水煙）」と呼ばれている滝です。特に雨季には大量の水が流れ落ち、滝壺付近には風速20mもの風が吹きます。観光コースには「デビルズプール」と呼ばれる切り立った崖に近づけるスリリングなスポットもあります。

■バオバブ街道【マダガスカル】

続いておすすめの世界の絶景は「バオバブ街道」。アフリカ・マダガスカルを象徴する不思議な形の巨木「バオバブ」が立ち並ぶ並木道です。「悪魔が巨木を引っこ抜いてさかさまに突っ込んだ」と称される何とも奇妙でインパクトのある形状の木が街道沿いに並ぶ景色は、まさに絶景。街道沿いにはマダガスカルの人々の小さな集落があり、素朴な暮らしを営む様子を垣間見ることもできます。夕日に照らされたバオバブの並木は絶好の撮影ポイント。

■マサイマラ国立保護区【ケニア】

18番目におすすめする世界の絶景は「マサイマラ国立保護区」。ケニア南西部に広がる、1840㎢もの広大な大草原の自然保護区です。シマウマやガゼル、ゾウやキリンなどの草食動物はもちろん、草食動物を狙うライオンやチーター、ハイエナなどの肉食動物も生息していて捕食する様子が日常的に見られます。敷地内を流れるマラ川にはカバや輪にも生息。5月になると名物の130 万頭ものヌーの大移動が見られます。

ヨーロッパ

■マルセイユ【フランス】

19番目におすすめする世界の絶景は「マルセイユ」。天然の良港があることから19世紀に海上貿易の中心地として発展した歴史をもつ、地中海に面した港湾都市です。旧港にはクルーザーが数多く停泊していて、港町マルセイユのイメージそのものの景色が見られます。町のシンボルであるノートルダム・ド・ラ・ガルド・バジリカ聖堂や、地殻変動によって生まれたカランク国立公園といった景勝地も多く見ごたえ抜群です。

■モン・サン・ミッシェル【フランス】

続いておすすめの世界の絶景は「モン・サン・ミッシェル」。8世紀に大天使・ミカエルのお告げにより建立されたのが起源だとされる修道院です。ブルターニュ半島近くにある小島に建てられていて、満潮になると海の上に浮かんでいるように見えます。周囲約900mの小島を囲むように建てられた修道院は、島全体を要塞のように見えます。世界遺産にも登録されていて、約10年かけて島と対岸とを結ぶ新たな橋も完成し、年間300万人が訪れる人気絶景スポットです。

■アマルフィ海岸【イタリア】

次に紹介する世界の絶景は「アマルフィ海岸」。イタリア南部、ソレントからサレルノまでの入り組んだ絶壁の海岸線は「世界で最も美しい海岸線」と称されています。約40kmにわたって急カーブが続いていて、現地のバスに乗ると断崖絶壁を勢いよく走り抜けるドライバーの運転にスリルを味わえます。切り立ったがけにはパステルカラーの家が立ち並び、コバルトブルーの海や青々とした山々とのコントラストはまさに絶景です。

■青の洞窟【イタリア】

22番目におすすめする世界の絶景は「青の洞窟」。南イタリア・ナポリのカブリ島にある海の洞窟です。地盤沈下によって洞窟が海に沈んだことでできた洞窟で、断崖絶壁にわずかに開いた切れ目から内部に入ることができます。太陽光が石灰を多く含んだ白い海底に反射することで、内部の海は心を奪われるほどの美しい青色「カブリブルー」になっています。洞窟内からはポセイドンやトリトンなどの彫刻も発見されているミステリアスな場所です。

■ヴェネツィア【イタリア】

続いておすすめの世界の絶景は「ヴェネツィア」。今もなお中世のたたずまいを色濃く残した水の都。「ベニスのサンセットを見て死ね」とさえ言われる絶景スポットです。カナルと呼ばれる運河に優雅に浮かぶゴンドラに乗れば、ゴンドラ漕ぎが歌うカンツォーネを聞きながら町並みを眺めて周ることができます。サンマルコ広場周辺には時計塔やサンマルコ寺院、ドゥカーレ宮殿など特に優美な建造物が集まり記念撮影にもってこいです。

■アントニオ・ガウディの建築群【スペイン】

24番目におすすめする世界の絶景は「アントニオ・ガウディの建築群」。イタリアが生んだ天才建築家、アントニオ・ガウディがてがけた作品のうち7つが作品群として世界遺産に登録されています。大富豪パラシオ・グエルに依頼され設計した邸宅や公園、教会のほか、何と現在も建築中の最も有名な聖家族教会（サグラダ・ファミリア）など、どれも独特の曲線と細かな装飾が際立っています。サグラダ・ファミリアの完成予定は2026年だと言われています。

■ノイシュバンシュタイン城【ドイツ】

25番目におすすめする世界の絶景は「ノイシュバンシュタイン城」。19世紀のドイツ・バイエルン王ルートヴィヒ2世によって建てられた白亜の城です。ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったことでも有名な美しい姿が特徴で、ドイツで一番人気の観光スポットとも言われています。周囲の山々が紅葉や雪化粧など四季折々に変化する中にそびえる城はまさに絶景。城の全景をカメラに収められるマリエン橋は絶好の撮影ポイントです。

■サントリーニ島【ギリシャ】

次に紹介する世界の絶景は「サントリーニ島」。美しい南エーゲ海の濃いブルーと白亜の建造物とのコントラストが美しい、ギリシャで最も人気の絶景スポットです。海に向かって断崖にびっしりと密集して建てられた建物は白で統一されていて、街を歩くだけでロマンティックなムードに浸れます。白壁に青いドーム型の屋根の教会も必見です。島北端のイアの町は世界一美しいとも言われるサンセットスポットです。

■メテオラ修道院【ギリシャ】

27番目におすすめする世界の絶景は「メテオラ修道院」。ギリシャのピンドス山脈の麓には、高さ30mから400mの岩塔が60以上もそびえるメテオラ地区があります。この奇石群の頂上に11世紀頃に建てられた修道院は、俗世から離れた修道士たちの理想の場でした。現在残る6つの修道院はすべて拝観することが可能です。館内のフレスコ画などの装飾も美しく見ごたえがありますが、窓から見降ろすギリシャの景観も絶景です。

■トロルの舌【ノルウェー】

続いておすすめの世界の絶景は「トロルの舌」。ノルウェー南西部の標高1000m付近に広がるおっだという町にある、断崖絶壁から突き出た岩盤です。この地方で語り継がれている岩の妖精「トロル」の舌のように見えるということから「トロルの舌」と名づけられました。岩盤に立つと眼下には「5大フィヨルド」と称される絶景が広がっていて、世界中から多くの登山客が集まるスポットです。夏季の7月から9月がベストシーズンですよ。

■ブルーラグーン【アイスランド】

29番目におすすめする世界の絶景は「ブルーラグーン」。アイスランド南西部の首都レイキャヴィークにある、世界最大の露天風呂です。大きさは何と50mプール4個分。1976年に作られた人工温泉で、ロッカールームなども整備されています。湯が濃い乳白色なのは白い泥「シリカ」が溶けているため。美容効果のある泥なので顔や髪につけて泥パックをするのがおすすめです。運が良ければ湯に浸かりながらオーロラが見られることでも有名です。

中東

■カッパドキア【トルコ】

30番目におすすめする世界の絶景は「カッパドキア」。柔らかい地層と硬い地層が重なり合った土地が侵食されることでできた奇石地帯です。迫害を受けていたキリスト教徒が削りやすい岩をくり抜いて住居にしたのをはじめに、巨大な36もの地下都市を作りました。現在でも4つの都市が公開されていて、内部の壁画を見たり、洞穴で宿泊したりできます。夜になると、いたる所がライトアップされて奇石の形を浮かび上がらせます。

■パムッカレ【トルコ】

次に紹介する世界の絶景は「パムッカレ」。日本と並ぶ「温泉天国」であるトルコの南西部にある、100以上も連なる温泉棚です。長い年月をかけて温泉に含まれる炭酸カルシウムが蓄積してできた純白の石灰棚に温泉の湯が溜まっています。昼間は空の色を反射して青く輝き、夕暮れには夕焼け空を反射して茜色に染まる水面はまさに絶景です。足を浸すことのできるエリアもあるので、靴と靴下を脱いで足を入れてみましょう。

■ピンクモスク【イラン】

32番目におすすめする世界の絶景は「ピンクモスク」。イランの首都シーラーズに建つナスィーロル・モルク・モスクは全体がピンク色のタイルで覆われていることから「ピンクモスク」と呼ばれています。青や茶色が多様されるモスクにおいて珍しい色であり、バラの絵など繊細で細かな装飾に目を奪われます。外観もさることながら、最も美しいと言われているのが西側礼拝堂。大きなステンドグラスに光が当たり、床一面がカラフルに染まります。

■シャウエン【モロッコ】

次に紹介する世界の絶景は「シャウエン」。モロッコ北部のリブ山脈の奥深くにあるシャウエンの街は、家の外壁や道の階段などがすべて様々な色合いのブルーに塗られています。かつて弾圧されスペインから来たユダヤ人が、ユダヤ教にとって神聖な色である青に染めたというのが有力説ですが、詳しい期限はわからないままです。「おとぎの国」とも称されるロマンティックな町並みは、決してアクセスのよくない地でも行く価値のある絶景です。

■ギザのピラミッド【エジプト】

次に紹介する世界の絶景は「ギザのピラミッド」。誰もが知る世界遺産、エジプトのピラミッド。特にギザ地方の砂漠に並ぶ3基の大きなピラミッドは「3大ピラミッド」と呼ばれています。紀元前2500年頃の技術で作られたとは信じられないほどの圧倒的なスケールは圧巻です。それぞれエジプト国王カフラー王、メンカウラー王、クフ王の墓陵です。最も大きいのがクフ王のピラミッド。230万個もの石を約140mの高さに積み上げ作られています。

アジア

■桂林【中国】

続いておすすめの世界の絶景は「桂林」。中国・広西チワン族自治区であり、水墨画のような景色が広がる景勝地です。『桂林の山水は天下に甲たり』の名句の通り水の美しい都市として知られ、桂林の街中を流れる全長426kmの川・漓江下りは外せない観光スポットになっています。川面から眺める多くの奇石は、まさに水墨画。現代にいることを忘れてしまいそうなノスタルジックな風景をたっぷり4時間ほど楽しめますよ。

■九份【台湾】

36番目におすすめする世界の絶景は「九份」。台北から車で1時間ほどの、かつて金の街としてにぎわった山間の小さな集落です。細い路地に沿って古い館が建ち、提灯が灯るノスタルジックな景色はジブリ映画『千と千尋の神隠し』の世界そのものの絶景です。メインストリートである基山街を抜けてすぐの階段を下りると現れる「阿妹茶酒館」は映画の中の湯屋そのもの。提灯が灯る夕暮れ頃を見計らって訪れるのがおすすめです。

■ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ【シンガポール】

37番目におすすめする世界の絶景は「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」。2012年オープンしたシンガポール最大の植物園施設です。総面積約110haの敷地内で、植物と近未来の建造物との融合を堪能できます。目玉は未来都市のツリーをイメージした人工の木・スーパーツリー。200種もの熱帯植物を外壁に巻いた18本もの巨大ツリーは、ツリー同士が空中散策路で繋がっているなど上ることもできます。下を見下ろすと人間がジャングルのアリのように見えますよ。

■ピピ島【タイ】

次に紹介する世界の絶景は「ピピ島」。レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』の舞台として知られる、タイのアンダマン海上に浮かぶ島です。サンゴ礁に囲まれた美しい海と石灰岩の断崖絶壁が作る独特な形状の島は、まさに秘境と呼ぶにふさわしい絶景です。6つの島からなるピピ諸島をボートで巡ることができ、青より緑に近いエメラルドグリーンの海をたっぷり眺められます。もちろんダイビングなども楽しめます。

■ハロン湾【ベトナム】

次に紹介する世界の絶景は「ハロン湾」。ベトナム北部のクアンニン省にあるハロン湾。43400haもの広大なエリアに石灰岩でできた大小1600もの島々がそそり立ち、神秘的な景色が広がっています。まるで彫刻のような岩々は太陽の位置によって輝きを変え、雨や霧の日も情緒たっぷりです。おすすめは、ハロン湾の美しさをたっぷり味わえるクルーズ。漁村や鍾乳洞などの見どころの観光やシーカヤックなどが楽しめます。

■チェンマイ【タイ】

次に紹介する世界の絶景は「チェンマイ」。タイ北部最大の都市であり、「北方のバラ」と称される気品あふれる美しい古都です。モン族やビルマ族といった様々な民族による交流の中で独自の「ランナー文化」が開花しました。城壁に囲まれた旧市街の寺院や、高さ22mもの金の仏塔が目を引くワット・プラタート・ドイ・ステープなど、異国情緒たっぷりの建造物は必見です。11月のイーペン・ランタン祭りは無数のランタンが空に放たれます。

■バガン遺跡【ミャンマー】

続いておすすめの世界の絶景は「バガン遺跡」。世界三大仏教遺跡の1つであり、ミャンマー仏教の聖地である遺跡群です。40kmにもわたる平野に数千ものパゴタと呼ばれる仏塔や寺院が3000基以上建ち並んでいる絶景スポットです。内部の壁画や装飾などから当時の暮らしやヒンドゥー教の信仰についてうかがい知ることができます。大人気なのが太陽に染まる遺跡群を空から眺められる熱気球ツアーです。

■タージマハル【インド】

42番目におすすめする世界の絶景は「タージマハル」。「世界で最も美しい霊廟」と称される、インド北部アーグラにある墓廟建築です。強大な力を持った第5代皇帝シャー・ジャハーンが愛した妃のために2年の歳月をかけ建設した巨大な建築物で、1983年には世界文化遺産に認定されました。内部は白で統一されていて、一歩足を踏み入れると、目を開けていられないほどの眩さです。白大理石に彫られた繊細で美しい彫刻は必見ですよ。

■アンコールワット遺跡群【カンボジア】

次に紹介する世界の絶景は「アンコールワット遺跡群」。9世紀初頭から約600年間カンボジアを支配したアンコール朝の建造物です。カンボジア島の総面積の約7割にもおよぶ大小700もの遺跡群の中で最も有名なのが、「アンコール・ワット」と「アンコール・トム」。アンコール・ワットはヒンドゥー教の世界観を具現化した世界最大級の石造寺院で、カンボジア国旗にも描かれている国のシンボルです。一方でアンコール・トムは仏教の世界観で造られています。

オセアニア・ミクロネシア・南太平洋

■ホワイトヘブンビーチ【オーストラリア】

44番目におすすめする世界の絶景は「ホワイトヘブンビーチ」。オーストラリアの世界遺産であるグレートバリアリーフに浮かぶ島です。島の70％は手つかずの大自然が残っていて、美しい珊瑚礁や白浜のビーチが楽しめます。沖合にあるハート形の珊瑚礁は「愛が深まる」という伝説があり、ハネムーンに人気のスポット。「ヒル・インレット」と呼ばれる、青い海と白い砂浜が筋状になった河口の眺めも絶景です。

■エアーズロック【オーストラリア】

45番目におすすめする世界の絶景は「エアーズロック」。周囲9.4km、高さは東京タワーよりも高い348mの巨岩。しかもなんと1枚岩だというから驚きの大きさです。アボリジニの言葉で「偉大な石」と呼ばれ、岩の麓部分には内部にアボリジニが描いた壁画の残る洞窟があるなど、アボリジニの聖地としても知られています。おすすめは早朝と夕刻。朝日や夕日に染められてオレンジ色に染まる様子は、神秘的で勇壮な気持ちにさせられます。

■グレートオーシャンロード【オーストラリア】

46番目におすすめする世界の絶景は「グレートオーシャンロード」。メルボルンの南西約90kmの海辺の街・トーキーからアランスフォードまでをつなぐ海岸沿いの景観道路です。約260km続く道路の最大の見どころは、12人のキリスト教宣教師のように見える切り立った岩が浮かぶ「12使徒」。ミスターチルドレンのミュージックビデオ「tomorrow never knows」で登場する断崖絶壁もあります。野生のコアラに高確率で遭遇できるゾーンもありますよ。

■テカポ湖【ニュージーランド】

続いておすすめの世界の絶景は「テカポ湖」。ニュージーランドで最も晴天率が高く、空気も澄んでいる絶好のスターゲイジングスポットとなっている湖です。湖はミルキーな乳白色がかった青色をしているのが特徴です。湖畔には石造りの教会やルピナスの花畑などがあり、まるで絵本の中のような美しい光景が広がっています。夜空一面を覆う満点の星空を観測するために、夏でも防寒着は持っていくことをおすすめします。

■ウベア島【ニューカレドニア】

次に紹介する世界の絶景は「ウベア島」。日本にニューカレドニアの名を浸透させた旅行記『天国に一番近い島』の舞台となった島です。全長45mの弓型の島で、狭いところでは幅40mほどしかありません。海には世界最大規模の珊瑚礁が広がり、ユネスコの世界自然遺産にも登録されています。人魚伝説のモデルとなったと言われるジュゴンやウミガメ、ザトウクジラなどの姿も見られます。島を一望できるムリ橋からの眺めは絶景です。

■ボラボラ島【タヒチ】

次に紹介する世界の絶景は「ボラボラ島」。タヒチ島の北西約250kmの海上に浮かぶ、古代ポリネシアの神が創造したと言われる「伝説の島」です。島の中央にはパピア山とオテマヌ山の2つの山がそびえ、エメラルドグリーンの海には美しい珊瑚礁が広がっています。島唯一の街ヴァイタぺには水上コテージがあり、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティやカヌーでの朝食、サンセットクルーズなどが体験できます。

■ロックアイランド【パラオ】

最後におすすめする世界の絶景は「ロックアイランド」。パラオのコロール州にある、古代の珊瑚礁の隆起によってできた石灰岩の群島です。その数は何と445にものぼります。そのすべてが無人島でマッシュルームのようにこんもりした形をしています。珊瑚礁に囲まれたラグーンに無数に浮かぶマッシュルーム型の島は楽園そのもののような絶景です。385種以上の珊瑚や13種以上のサメ、珍しい鳥や植物、ジュゴンなどが生息する地でもあります。

いかがでしたか？

世界にはまだまだあなたの知らない絶景が広がっています。一生の中で訪れることのできる場所は限りがあります。紹介した絶景スポットの中で心に突き刺さった場所があったら、ぜひ次の旅行先にしてみてはいかがでしょうか。日本では見ることのできない絶景を見ることは、人生の素晴らしい財産になること間違いなしです。人生観さえ変えてしまうかもしれない旅に出かけましょう。

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